東北天国 連絡帳

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管理人:北東荷2
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■KATO 旧マニ60の加工-室内灯交換 2013.01.06.(Sun)21:30
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

これが新年一つ目の記事になります。が、内容は昨年の続きみたいなもので、KATOのマニ60旧製品(品番5020)の加工です。

(クリックで拡大)
※画像は屋根・床下・室内・車体とも加工・塗装したものです。
車体構造が旧スハ43と同様なので、ついでにこちらも室内灯を自作のものにしようと思います。
ちなみに今まではKATO純正の電球タイプ(11-201)に自作の電球色LEDのユニットを組み合わせていましたが、光源が若干下になってしまっていたためか、光を横から照らした感じでイマイチだったので、今回旧スハ43と同じものに交換することにしたわけです。


車体底の室内灯ユニット取り付け部分。(別の車両、ボディーは未加工)
大きめの穴が開いていただけの旧スハ43と異なり、旧485系や165・457系などで見られるようなスリットが2本開いた、古いファンにはお馴染みの形です。


こちらは色入れ済みの、冒頭の車両ですが、いわゆるイス板はスリット手前で途切れる形になっています。

このイス板に新ユニットを固定する突起を付けるために、まずイス板を端まで延長することにします。


ところがそのまま延長すると、シューを通す穴がちょうど接合面を分断して接着強度が落ちてしまいそうでした。
そこでプラ板(t0.5+0.3)を凹型にし、対するイス板の端を凸型にして、穴を避けつつ強度を持たせることにしました。


続いてユニットの固定具を作ります。
t1.2プラ板より。さきの旧スハ43の反対側取り付けタイプと共通です。


出来たらイス板に接着します。


それから、車体底板のスリットは角ヤスリで少し削り拡げておきました。
ここは見えないので現物合わせで適当に。

その他、荷物室側にアクリル導光板の支柱が必要になります。


当初は支柱を現行製品のようにイス板側に付けようかと思ったものの、実物には無い太い柱が目障りだなぁと感じていたので、この旧製品ではガラス側に透明プラ板(t0.5x3)で棚状の支えを付けることにしました。屋根から外す構造だから出来る構成です。
ちなみに段を付けたのは、屋根のリブを避けるためです。
また透明にしたのは光量を落とさないためですが、反面実物には荷物を載せる棚が付いています。


床下は旧スハ43と全く同じで、同寸法の床上通電板を付けるだけです(詳細)。
出来たら組んでみます。


下回りとイス板を合わせ、ガラスを組み込んだところ。


続いて自作室内灯ユニットを組み付けます。
なお、このユニットには白色LEDを電球色化するオレンジフィルター(カップヌードルのフタ止めシールより)を付けています。


そしてこれも自作のt3アクリル導光板を載せます。
これもやはり余剰品です。

最後に反射板としてアルミ蒸着フィルムを挟んで屋根を付け、点灯テストをします。
ちなみにアルミ蒸着フィルムは、この時期手放せない某ユニク□のヒ─トテックの袋が良い感じです。


(クリックで拡大)
通電状態を交換前(上)と比較。
光にムラが無くなり、自然な感じになりました。

ただちょっと明るすぎるかも・・・。実車はほんのり灯るイメージで、かなり薄暗い印象でしたから、今の明るいLEDではCRDが10mAでも光量が過剰になるようです。5.6mAだと暗すぎて色合いが緑がかってしまうので、調整がなかなか難しいところ。
でもこれはこれで室内が良く見えて、模型的には悪くない気もしています。

■KATO 旧スハ43に室内灯を付ける-5 2012.12.16.(Sun)23:00
旧スハ43のつづき。
屋根の塗装からです。

屋根はGM【35】ダークグレー+クレオス【C33】フラットブラック+適当な茶(おぃ)+フラットベース
に吹き付け塗装。
ベンチレーターはクレオスのフラットブラックに塗っていたところ、途中で切れたのでガイア【012】フラットブラックを重ね塗りしました。
ところがツヤが出てきてしまったので、急遽クレオスの【C30】フラットベースを混ぜて対応しました。
クレオスはフタが変わった現行製品からツヤ消し剤の粒子が粗くなったという噂を聞いて現行品を敬遠したのですが(今回使用したのは全てフタが(−)状の旧製品です)、ガイアの黒も完全互換とまではいかないようです。
そういえばフラットベースも「【C189】なめらかスムース」なるものが登場したということは・・・【C30】も現行製品は粒子が粗くなったのでしょうか。


作業に戻って、一部は最後に薄く茶色をまぶして軽くウェザリングしたら、屋根の塗装も終了です。

(クリックで拡大)
乾いたら、ベンチレーターを透明ゴム系で接着します。
このベンチレーターは足が無いので、以前ご紹介したとおり、プラ板の定規で直線を出しています。


こちらは裏側の様子。
ここからベンチレーターの裏面を見て、前後の位置を整えました。


全部付けたら、最後に補強します。
タミヤエナメルの溶剤【X-20】で少し溶いた透明ゴム系接着剤を流しました。
溶き方がゆるすぎると表面にしみ出してしまうので注意が必要です。

(クリックで拡大)
その他、幌枠パーツにも色入れします。
幌布部分をGM【35】ダークグレー+フラットベース、
渡り板の一部をグレー(GM【9】ねずみ1号+【35】=1:1)。
今回は車体構造が古いタイプで、分解時に毎度幌を外さなければいけないため、念のためにあらかじめプライマー(ガイア【P-01】マルチプライマー)を塗っておきました。
ついでに黒い部分もクレオス【C33】フラットブラックに筆塗りしたところ、いつもより引き締まった感じになったようです。

あとはデッキ扉下のステップを一部黒く塗って、塗装は完了です。


出来たら組み立て・・・の前に、1つ追加で加工をします。


スハフの1両ははるか昔に電球でテールライトを点灯化していました。
KATO 11-203 ヘッドライトユニットを裏返して付けただけ、今見ると非常にシンプルです。
さすがに電球では溶損が怖いので、これをLED化しておくことにします。


基板の電球とダイオードを赤LEDとCRDに付け替え、裏面にチップダイオードと常点灯対応のコンデンサも追加しました。黄色いビニール線はジャンパです。
また新しい通電板には接点(矢印)をハンダ付けしました。


基板を装着したところ。
消灯スイッチはありません。とりあえず従来どおり編成端専用で使います・・・


車体側は床面を切り抜き、プラ板で作った簡単な遮光カバーを付けています。


出来たら組み立てて、一応完成としました。

(クリックで拡大)
上:加工前、下:加工後。
一部はトイレ/洗面所窓にt0.2白色PET板を貼ってみました。
やはり、各部を塗装するとどっしり落ち着いた感じになります。

(クリックで拡大)
スハフ42ブルーを現行製品(アルミサッシ化済・左)と比較。
同じ形式なのに旧製品はずいぶんクラシックな印象です。
このスハフはとりあえず中間用とし、妻面はいじりませんでした。

(クリックで拡大)
上右:現行スハ43、
下左:KATOオハ35
現行品のスハ43より、同じ加工をしたオハ35系との相性が良いようです。
窓まわりとベンチレーターの差でしょう。
私はKATOよりGMのベンチレーターの方が好みなので、いっそGMで統一してしまおうか・・・とも思いました。(^^;)
ただし、混結して走らせると現行品との差はほとんど感じません。


新旧混結編成の動画です。
どれがどれなのか、一度でわかりました?

(クリックで拡大)
こちらはいずれも今回加工したスハフ42です。
手前は一般的なタイプ(プレス扉)。奥はベンチレーターが1個多い初期車を再現したものです。
初期車は床面が板張りになっているので、他より濃い色にしていますが、画像ではほとんど分かりませんね・・・。


加えて室内灯ユニットを反対側に付けています。
横から見る限り、それほど目立たないようです。


妻面からは少しユニットが見えます。
ただ、ここは編成端に出さないようにするため、問題は無いと考えています。

ところで、どうしてわざわざ反対側に付けたのかと言いますと、トイレ側のテールを点灯させたかったからです。
一応現行品でも不可能ではないと思うのですが、室内灯を付ける場合は旧製品の方が簡単かなぁと。
でも、ボディーのテール位置を直したいので今回は保留にします。ボディーの再塗装となると、手すりを付けたりいろいろ加工したくなりますから・・・(苦笑)

また、スハ/オハで反対にしたのは、デッキ扉を開放してみたいからです。
ユニットが全部純正側だと、反対のトイレ側しか開けられませんので。
ただこちらも保留としたため、現時点では意味は無いです。(汗)

(クリックで拡大)
こちらは茶色の車両です。
右はテールを点灯化したスハフ、左は比較用の現行製品(オハ47)。
敢えて室内を近代化改造仕様にして、高崎の動態保存車風にしました。
中間車は台車を振り替えて表記をいじり、製品に無かったオハ47茶にしています。

すでにT社からズバリの製品が出ていますが、やっぱりKATOの方が好みなので。
扉やトイレ窓などの相違は、また次の機会に加工するということで・・・。


D51 498に牽かせてみました。
後ろ4両が今回のスハ43系です。

また、いずれブルーの車両も扉をHゴム標準や二段窓、木製などに交換して変化を付けて楽しみたいところですが、こちらもいつになることか・・・。(苦笑)

■KATO 旧スハ43に室内灯を付ける-3 2012.11.18.(Sun)22:54
旧スハ43系のつづきです。
スハ/オハ用に続き、スハフのイス板を加工します。

まずトイレ側には、室内灯ユニットの支持具をスハと同様に付けます。


ついでに省略されている仕切をプラ板で取り付けました(画像奥)。
洗面所の仕切は3.5mm幅、トイレ仕切は前後の仕切と現物合わせでピッタリにします。
客室の仕切は下に載せた図をご参照覧下さい。


ボディーに組み込んだところ。
加工前はトイレ部分ががらんどうで不自然な感じがしましたが、加工後はほぼ解消されました。

この部分、良く見ると金型をいじってモールドを無くしたような跡が付いているのですが、これは恐らく室内灯ユニットの形状変更で仕切が干渉するようになったためでしょう。
それにしてはバッサリ削りすぎではないかと思います・・・



それから、車掌室部分の仕切位置が左右反対になっているので、削ってt0.5プラ板で付け直しました。
ちなみに現行製品では直っています。


同じくボディーと合わせたところ。
このように、妻窓側に付くのが正解です。
もう少し仕切を長くして、妻板に付くくらいにしておけば良かったかも。
ただし屋根との干渉には注意が必要です。


これでスハ・スハフ共室内灯が点灯可能となりました。
室内灯を付けるだけなら全部同じ方法でも良いのですが、あとでいろいろ変化を付けるために、一部は室内灯ユニットを反対側に付けることにしました。
その場合の加工の様子も紹介します。
まずスハ/オハから。


上:加工後。
反対側はイス板が車端まで延びているので、そこに通電板が通る角穴をドリルとナイフで開け、プラ材の支持具を接着します。


プラ材は2パーツで単純です。


前回ご紹介した「正規版」(右)と比較。
一見左の方が作り易そうに見えますが、角穴を開けるのが意外に面倒なため、手間は大して変わらない印象でした。


加えて、ボディーの床にも穴を開ける必要があります。
ここは穴開け済みのイス板を合わせて印を付け、ラフに開けてあります。


イス板を組み込んだところ。


さらに室内灯ユニットを組み込み。
取り付け位置は「正規版」と同じにし、通電板の寸法を共通化しました。


反対側にはデッキ仕切を追加しますが、こちらは下端を延ばしています。
デッキ床は省略・・・連結面側ですし、ほとんど気にならないでしょう。


スハフも同様に反対側に付けてみます。
製品がテール非点灯だから出来る加工です。


加工方法はスハ/オハとほぼ同じです。
直した車掌室仕切は少し短くして対処しました。


スハ/オハ用と比較。
端からの寸法は共通です。


ボディーに組み込んだところ。
ここは編成端に出ない設定とし、テールは非点灯のままとします。


(クリックで拡大)
これも一応、図を載せておきます。
なお、レール方向の仕切については図を省略しました。

(クリックで拡大)
最後に、車端部のイスに背ズリを追加しました。
画像左・中:スハフ、右:スハ/オハ用。
t0.3で既存のモールドと合わせ、スハ/オハ用では座面もt1.0で一部追加してあります。
固着したら仕切のテーパーに合わせて両脇を削っておきました。


以上でイス板の加工は完了です。
もうちょっと続きますが、以下次回。

■KATO 旧スハ43に室内灯を付ける-2 2012.10.31.(Wed)22:26
続いて室内灯ユニットを固定する「支持具」をイス板に取り付けます。
解説はスハ43・オハ47のイス板を例に行います。


まず画像のようにカットしたt1.0プラ板を、イス板の端にある、ベロの部分に接着します。
接着剤はタミヤの緑キャップを使用。


続いてコの字型にカットしたt1.2板を、端面に立てて接着。


さらにプラ角材を2つ追加します。


裏返した状態。

(クリックで拡大)
そして最後に、導光板の支柱を兼ねたデッキ仕切(画像下、t1.0より)を接着したら完成です(画像上)。
各パーツは直角に注意して取り付けます。溶着タイプの接着剤を用いる場合、事前のヤスリ仕上げが重要と思います。


加工前と比較。
取付部の構造は現行製品を参考にしました。
デッキ仕切の上端高さは反対側の既存モールドと揃えてあります。
また、上部両サイドは軽くテーパーを付け、屋根との干渉を防いでいます。


真横から。
上下の位置は画像のようになります。
最初に付けた板はイス板上面とツライチでも良かったのですが、接着面積を増やすために敢えてこのように付けました。
ただ、出来てみると気にするほどでもなかったような・・・。

(クリックで拡大)
こちらも一応、図を載せておきます。


ひと晩おいて接着部分が完全に固着したら、各パーツをボディーと合わせてみます。

(クリックで拡大)
画像上が加工したもの、
画像下は純正パーツの様子です。

(クリックで拡大)
室内灯ユニットを付けてみた状態。
これも上は自作品で、形状は従来のものとほぼ同じです。
ただし背中側の定電流ダイオードの位置をやや下に変えて、貫通幌の取り付けツメを避けるようにしています。
また、このダイオードが妻板と干渉するのを避けるため、ユニットの取り付け位置を純正より少し中央寄りにしたわけです。

(クリックで拡大)
さらに導光板(自作)を乗せたところ。
この導光板は、他で余った3mm厚のものを再利用することにしました。
ちょっと重いのが気になりますが・・・。


そして反射板(アルミ蒸着フィルム)と屋根を付け、レール上で点灯試験をしました。

(クリックで拡大)
光り方は従来のものとほぼ同様に出来ました。

ただ、室内が真っ白だと違和感が大きいですね。
こうなったら、やはり手を入れるしかない・・・かも。


それから、おまけ情報をひとつ。
ここまでの工作が #11-204 新室内灯セットのユニットにも流用出来ないかと思い、試しに装着してみました。


取り付け部を純正より少し中央寄りにしたユニットは、幸い前部が導光板とギリギリ干渉しない位置に収まるようです。


しかしデッキ仕切に少し干渉して(○部分)、下までしっかり押し込むことが出来ませんでした。
干渉部分を削れば入ると思いますので、一応は使えるということになるでしょうか。

なお、LEDの白色室内灯(11-211など)については、手元に無いため残念ながら確認出来ません。デッキ仕切の寸法を少し変えればおそらく使えるのではないかと思いますが・・・。


ここまでで室内灯の取り付けについての基本的な解説はおわりです。
次回は応用を少々と、ついでに行う工作の様子をお送りしようと思います。

■KATO 旧スハ43に室内灯を付ける-1 2012.10.19.(Fri)23:57
またしても間が空いてしまいました。実に1か月ぶりの記事です。
前回はまだ残暑でしたが、いまやすっかり秋本番。食べ物がおいしくて仕方ない季節となり(笑)、工作にも絶好の気候となりました。

さて今回は、タイトルの通りKATOのスハ43系旧製品に室内灯を作って付ける工作です。

きっかけは今年のKATO客車の新製品・再生産ラッシュでした。
オハやナハなどを買い足すうち、どうせなら急行編成を仕立ててやろうとたくらんだのですが、それには急行に不可欠なスハ43系がちょっと足りなかったのです。
まだ市場にある現行製品を買い足すことも考えましたが、その前に、手元にほとんど手を入れていない旧製品があるのを思い出しました。
一部屋根だけ塗ったものの、室内は色入れはおろか室内灯も付けていなかったため、このところは走らせる機会が全く無くなっていたのです。

(クリックで拡大)
オハ47(品番5070)。台車と表記以外はスハ43旧製品と同一です。
この旧製品、スタイルは昔からファンのお墨付きで申し分なく、加えて青色の製品に限っては扉が現行品と異なっていることもあり(現行品:Hゴム大窓、旧製品:プレス)、これは放っておく手は無いなと、再活用をしてやろうと思い至ったのでした。

というわけで、今さらな感じもしますが、せっかくの機会なので室内灯の取り付けに取り組んでみることにします。

(クリックで拡大)
こちらは分解した状態。スハ43(5018-1)です。
ご覧のように、床板に集電板は入っておらず、別売りの室内灯セット(品番11-201、絶版?)に含まれているものを取り付けるようになっています。
#手元に無いため詳しくはわからないのですが、現行品へ移行する直前に生産されたロット(5018-3・4、5019-3・4)では、小改良され新室内灯対応となり、床上に通電板が組み付けられていたようです。加えてイス板の端?にユニットを付ける突起が付いていた??


そこで、今回の室内灯製作はこの集電板を作るところから始めます。
オリジナルでは左右・前後で4つのパーツに分かれていますが、ここでは前後をつないだ2分割で作ることにします。


材料はt0.1燐青銅板です。
まず3.1mm幅に切り出して、画像の位置で横向きに折り曲げます。
(もちろん折り曲げ加工は床板から外して行いました。)
曲げた先は、床板に合わせてカットしておきます。


続いて2mm幅の帯板から、画像のように折り曲げた部品を2つずつ作ります。


こちらは室内灯基板を付ける側です。
端を上向きに曲げ、さらに先をくの字に曲げておきます。
この形、現行の新室内灯(11-204)などの集電シューをまねているのは言うまでもありません。


こちらは反対側で、横向きに折り曲げます。
上の帯板と同様、この端に台車集電板が当たります。

これらをハンダ付けしたら、最後に位置決め用の孔を開けます。


孔開け後。
床板上面のボスに合わせてφ1.2程度の孔を1つずつ開けました。
ウェイトはその上に載せます。

(クリックで拡大)
床板に取り付けた状態(上)。
下は室内灯セット付属の集電板を付けたところです。
ご覧のように、純正では前後に分かれた集電板にウェイトを接触させて通電するのに対し、ここで作ったものでは前後を一体化して、通電不良の低減を狙いました。


室内灯ユニットが付く側を拡大。
立ち上がり位置は若干中心寄りにしましたが、これは自作ユニットの構造に対応したものです。(詳細は後述)


こちらは反対側。
ハンダ付けは電気工作用のヤニ入りハンダを用い、双方予備ハンダをしてから行いました。
あとで洗浄するなら板金用のフラックスを用いても良いと思います。

(クリックで拡大)
一応、寸法図も載せておきます。


この後はイス板に基板の支持具を取り付けますが、その様子はまた次回お送りします。


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