東北天国 連絡帳

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管理人:北東荷2
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■GM折妻車キットで○○○-その7 2009.11.01.(Sun)23:08
前回のつづき。
1両目と同じように、側板に大穴を開けます。


切り抜いた状態(左)と、仕上げた状態(右)。


同じく裏側。
今回は窓埋め部分にt0.25、その上にt0.2板を貼り、上下と厚みを揃えてから切り抜きました。

続いてここへはめ込む両引き戸を作ります。


ケガキ・窓抜き後に切り出したところ。
作り方は1両目と同じなので省略します。


出来たら開口部と合わせて微調整したあと、側板裏面に扉深さ調整用のプラ板を貼り付けます。
1両目はt0.2を使用したところやや浅くなってしまったようなので、2両目はt0.25にしてみました。


それから扉をはめ、裏面をツライチに合わせてプラ用流し込み接着剤で接着しました。


だいたい固まったところで、下部にt0.2透明板を貼り重ねて補強。
この辺りも1両目と一緒です。

(クリックすると拡大します)
出来上がった荷物扉を1両目(左)と比較したところ。
深さの差はたった0.05mmですが、少し印象が変わったような気がします。

また窓枠の太さを0.1mmだけ太くしてみましたが、これは実車にもある差異を表現したもの。車両によって違っているようなのです。
他にも横桟入りでガラスが上下に分かれているものなどいろいろあるのは、木枠のため簡単に製作出来るからでしょうか?


その後はデッキ部分の加工です。


下部の踏み板をカットしてしまいます。(左)
実車は側板下端とほぼ同じ高さになっているためで、後で付け直して表現する予定です。
なお、1両目は実車が一段低い種車時代のままになっているため、模型でも下面のテーパーを削り取っただけにしてあります。


それから窓穴を拡げて、作っておいた新しい扉を接着します。

(クリックすると拡大します)
接着後。
やはり透明は見づらいです(^^;)

(クリックすると拡大します)
ここまでの全体像。
両引き戸が付いて、グッと荷物車らしくなりました。


このスハニ31改造のマニ35 0番台(1〜17・20)、画像左寄りの元客室側に600mmの狭窓が並ぶ形態に目を付け、今回手元にあったスハ32キットからの製作を思い付きました。
しかし1両目と異なり元の窓は左半分しか生かせず、残りは大々的に変更する必要がありましたが・・・。幸い3枚ずつでしたので、この手の改造の中では比較的楽な工作だったのではないかと思います。(^^;)

なお、こちらはレボリューションファクトリー他よりコンバージョンキットが出ています。ただし、シル・ヘッダーのリベットが凹表現だったりするので、今回の作例ではその辺りで差を付けられるのではと考えています。


またこのような改造荷物車の詳細について、WEB上では 工房ひろ さんのサイトにて詳しく解説されておりますので、まだの方は是非訪問されることをお勧めしておきます。

次回はディテール加工に移ります。

■GM折妻車キットで○○○-その6 2009.10.25.(Sun)23:08
果たしてこの2両目は何になるのか?
解答は最後にすることとして、工作のつづきです。
窓埋め部分の継ぎ目を埋めます。

(クリックすると拡大します)
うすめ液で薄めたサーフェイサー1000を、面相筆で流していきました。
ここでは上下辺も薄めに溶いて数回に分け塗り込んでいます。
この作業、リベットが埋まらないよう慎重に行ったのは言うまでもありませんが、もし流れてしまってもうすめ液で拭き取れるので、それほど神経質にならずに済みました。(^^;)

それと、サーフェイサーの食い付きを良くするため、側板は事前に歯ブラシにクレンザーを付けて磨いてあります。


それが済んだら、固まるまでの間にデッキ扉を加工してしまうことにします。


まず1両目と同様、取付部分の不要な突起を除去しました。


そして新しい扉を、こちらもプラ板から作ります。
これは元トイレ側に付く四角い窓の扉で、t0.2透明プラ板の2枚重ねです。


同様に1枚目を切り出して2枚目に重ねます。
やっぱり透明は見づらいです。両面にペーパーを掛けてなんとか加工しましたが、色が付いてるって偉大です・・・(苦笑)
この後しっかり接着剤を流しておきました。


3日経って先のサーフェイサーが固まったようなので、削って平滑にします。


まず平刀であらかた削り取ってから、画像のようにペーパー(#1000)で軽く水研ぎしました。
なおこの際、ペーパーを貼った角材はもうちょっと細い方が加工し易そうな気がしました。
複数加工するなら新規に用意すれば良いのですが・・・横着しました。(^^;ゞ)

(クリックすると拡大します)
仕上がった状態。
上下のシル・ヘッダー付近はペーパーの角を当てて円を描くように撫でて仕上げました。

余談ですが、作者はこのサーフェイサー仕上げが苦手で、過去あまり上手く行った試しがありません。どうしても塗装後、継目にスジが残ってしまうのです。
そのため、35系のオハ>オハフ化改造などでは瞬間接着剤を用いていたのですが、やはり固過ぎてプラの面が波打ってしまうのでした。継目は綺麗に埋まるんですが・・・痛し痒しといったところでしょうか?
いや、やっぱり腕のせいでしょうね。(^^;;;)


継目が仕上がったので、デッキ扉の続きです。


固化後に周囲を切り出し、側板の凹みに合わせて仕上げました。
結果、ますます見づらくなりました(苦笑)。
透明材は使用法を良く考えなければいけないという、悪い見本でした。(^^;)

(クリックすると拡大します)
ここまでの状態。
デッキ扉は仮に合わせた段階で、元客室側は1両目と同じHゴム窓になります。


さて、お待ちかねの解答です。

答えはスハニ31改造のマニ35(1〜17・20)です。
コメント戴いたなんちゃんさん、正解です。(^^)
これに荷物扉が付けられると想像出来れば、あとは特徴ある600mm窓の残り方で絞り込めたのではないかと思います。またこの2両目は形式図通りの標準形態にしたため、1両目より難易度(?)は低めだったかもしれません。(^^;)


以下、次回へつづきます。

■GM折妻車キットで○○○-その5 2009.10.18.(Sun)23:24
さて、今回から2両目に取り掛かります。
用意した側板は・・・

(クリックすると拡大します)
スハ32のものです。
(画像は使い回しです(^^;))

さっそくこれを切り出して・・・


やはり窓を埋めていきます。
まずは客室側から、画像の所まで埋めます。

(クリックすると拡大します)
その隣りは3枚空けて3枚カット、そしてその穴に少し間隔を開けて600mm幅の窓を移植。
つまり、窓をちょっとずらすわけです。
なおこの窓枠は、1両目で荷物扉にした部分の“抜きカス”から切り出したものです。(画像上)
わざわざ糸ノコを用いたのはこのためでした。


反対側面もずらしますが、こちらは700mm幅にします。
これはたまたま余っていたマニ35キットの“切れ端”から切り出しました。
プラ板で作っても手間はたいして変わらなかったと思いますが。


接着後。
画像右側の窓辺を揃えるようにします。

それから2枚おきまして、そこから車端までは全て変更してしまいます。

(クリックすると拡大します)
あーでもない、こーでもないと苦悩しつつ、なんとか片側面を並べ替えたところ。
2枚移植した窓はいずれも600mm幅です。

この際、元の窓柱を一部(2本)残しているのがお解りいただけますでしょうか?
何故かと言いますと、あまり連続して窓柱をカットしてしまうと、幕板(窓上から雨樋まで)が縦方向に歪むおそれがあるからです。
で、どこの柱を残そうか散々悩んだと。(^^;)

ちなみにこの部分は左右側面で対称になります。
すなわち、同様の加工をもう一度行うわけです。(´д`;)


反対側面を加工中。
やはりこちらも2本窓柱を残しましたが・・・

(クリックすると拡大します)
加工後。(画像上)
結局最後に中央寄りの窓柱をカットしてしまいました。やはり継目は少ない方が楽で綺麗に仕上がりそうだったので。
ただその分、長くなったプラ板が前後にうねり易くて、接着時の位置調整には時間が掛かりました・・・。
それに、上下に隙間が出来易い気がしました。ここもパテ埋めしないとダメかも。(^^;)

(クリックすると拡大します)
裏側はこんな感じ。
ここではとりあえずプラ用を流し込んだだけにしておきました。

(クリックすると拡大します)
これで側窓の変更作業は完了です。
さて、今度は何になるのでしょう・・・
ピンと来たら110番、じゃなくて「旧客マニア」です(笑)。

次回は継目処理からです。

■GM折妻車キットで○○○-その4 2009.10.11.(Sun)22:53
今回はデッキ扉の加工です。
一般的には市販のエッチングパーツを用いるところなのでしょうが、厄介なことにこのGM折妻車はデッキ扉の寸法がやや縦長になっていて、パーツでは縦寸がたいてい足りなくなってしまうのです。
それでも「継ぎ足し加工」をすれば一応使えるのですけれど、面倒なので出来ればやりたくありません(^^;)

というわけで、両開き扉に続いてこちらもプラ板で自作することにしました。


紙に原寸で描いた扉を側板に当てて、バランスを確認しているところ。
上:荷物室側、下:車掌室側です。

当初両開き扉と同じように、実車写真から採寸して比例計算・・・と行ったのですが、どうアレンジしてもしっくり来なかったので、仕方なく紙で何度か“試作”して決めました。
これでもどこかイメージと違うような・・・
もう面倒だからこれでいいや。<おぃ


寸法をなんとか決めたところで、加工に移ります。


車掌室側はt0.13の2枚重ねで窓枠を表現します。
上が2枚目(窓枠)、下が1枚目になります。
ちなみに左の棒は、平ヤスリの柄に耐水ペーパーを貼った仕上げ用ヤスリです。右はR部分に用いたφ0.8の針ヤスリ。


その後1枚目を切り出して2枚目に貼り付け(左)、固着後に周囲を仕上げます(中)。
右はとりあえず1枚試作中の、荷物室側のHゴム窓扉(t0.13板より)。上の矢印はそのHゴムに用いたt0.1板です。


試作の様子を見てから量産です。
画像左から右のように加工しました。


窓が仕上がったらこちらも切り出し、厚み調整のため裏にt0.25板を貼り付けました。


いっぽう側板では、邪魔な突起を平刀とナイフで全て削り取ってしまいます(右)。

(クリックすると拡大します)
そして作った扉をあてがいながらヤスリで微調整し、窓穴を大きめに開けてから接着します。
いくつか開けてある孔は、言うまでもなく接着剤を流すためのものです。
なお、車掌室側の扉も裏にt0.13板を1枚追加し、厚みを調整しておきました。

(クリックすると拡大します)
デッキ扉を接着したところ。

あとは取っ手や靴ズリなどのディテールを付けるだけ、というところですが、この側板はここで一旦休止。
次回は2両目の加工に移ろうと思います。

■GM折妻車キットで○○○-その3 2009.10.04.(Sun)22:39
前回のつづき。
あの四角いケガキ線に沿って・・・


四隅に孔を開け、糸ノコでくり抜きます。
それからナイフとヤスリで仕上げます。


仕上げ後。
なお、裏側の窓埋め部分には、ヤスリ仕上げ前にプラ板(t0.2)を貼って上下と厚みを揃えておきました(矢印)。

ここまで来ればもうお解りかと思いますが、この穴は両開き扉になります。
続いて、そこへはめこむ扉を作ります。


材料はt0.25プラ板、先を研いだシャープペンシルでケガいて、刃先30度のデザインナイフで窓を切り抜きます。
そして合わせ目にPカッターでスジ彫りし、周囲を切り出したら・・・


窓枠を表現した2枚目(t0.25)に貼り付けます。
貼り付けには先のスニ41の自作側面と同様、瞬間接着剤を主に用い、周囲にはプラ用流し込みタイプを軽く流して剥がれを防止しておきました。


そして固着後に周囲を切り取ってから、側板の穴と現物合わせでヤスリで仕上げてピッタリはまるようにしました。
画像は仮にはめ込んだところです。


裏面では穴の周囲にt0.2板を貼り付け、扉の裏面をツライチに接着することで扉の凹み具合を整えることにしました。先のスユニ61 2116と同じ方法です。
なお、一応計算では0.7mm凹むようにしましたが、接着剤の厚みやヤスリ調整時の誤差があるのでピッタリでは無いと思います。(^^;)


接着後。
まずプラ用を流したのち、下半に補強としてt0.2透明板を貼り付け、さらに瞬間を流してガッチリ固着させました。
また扉の凹み具合は・・・若干浅かった気がしますが、もう直せないので気にしません。(^^;)

(クリックすると拡大します)
1800mmの両開き扉が2個所ずつ付きました。


もうマニアじゃなくてもお解りですね。
作っているのは荷物車です。
詳しくは、スハ32改造のマニ36のうち、600mm幅の窓が最大限生かされた1974(昭和49)年長野工場改造のマニ36 2145〜2148になります。
600mm窓というと松任工場改造車が有名ですが、これはトイレ・貴重品室窓まで種車の600mm窓が流用された、言わば“超・手抜き改造車”。今のところNゲージではエッチングキットでも出ていない、非常にマニアックなタイプです。まさに作者のような旧客マニア向けの題材ではないでしょうか。

次回はデッキ扉の加工からです。


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