東北天国 連絡帳

こちらは更新情報などを中心に、管理人からの連絡事項などを綴る所です。
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管理人:北東荷2
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■KATO EF62のヘッドライトを常点灯化 2011.07.10.(Sun)22:44
気付けば前回からはや1ヶ月が経ち、季節はすっかり夏本番。細かい工作が辛い時期となってしまいました。
今年は電力事情もあるので、暑いのもほどほどにお願いしたいところなのですが、果たして?!

さて今回は、4月にKATOから発売された、EF62前期形のヘッドライトを常点灯化したときの様子をご紹介しようと思います。
東北とは全く関係の無い機関車ではありますが、これ以上何も書かないよりはマシでしょうから。(^^;)

(クリックすると拡大します)
画像は加工後です。
手順は以前のEF80とほぼ同じですが、1か所だけ変えた部分があります。
その変更点については下で説明します。

(クリックすると拡大します)
こちらが内部の状態。
今回はボディー側にまったく刃を入れずに済みました。


基板の左端部を拡大。
矢印部分が前述の変更点で、LEDと並列に繋いだチップ抵抗の抵抗値を
22kΩ→2.2kΩ
としました。

これは進行方向後ろ側のヘッドライトがちらちら点灯するのを防ぐために付けているものであることは、以前ご紹介しました。
そのEF80の後にD51を加工する際、ずっと小さい値の560Ωの抵抗を使ったところ、逆行時のちらつきが全く生じませんでした。
EF80の時はポイントや接続部分などで少しちらちら点いてしまっていたのですが・・・。


それを受け、今回抵抗値をいくつか変えて試してみたのです。
その結果、だいたい470〜2.2kΩの抵抗を用いると、かなりの効果があることが判明しました。

抵抗値の範囲が少し広いのは、その車両の走り出す電圧や集電性能が関わっているためです。
具体的には、
 1.集電性能が悪いほど抵抗値を小さく
 2.走り出す電圧が低いほど抵抗値を大きく
すると良いようでした。

その理由ですが、まず1つ目は、集電性能が悪いと瞬時の無電圧が起こりやすくなり、モーターの逆起電力で起こるちらつきがひどくなるため、それを防ぐのに抵抗値を小さくし、逆方向に生じてしまう瞬間的な電気を“受け流す”効果を大きくする必要があるということ。
2つ目は、ちらつき防止効果は抵抗値が小さいほど大きくなるいっぽう、ノーマル(電圧制御)コントローラー使用時の点灯電圧が高くなってしまうというデメリットがあるためです。
抵抗をLEDと並列に繋いでいるため、抵抗値が小さいと抵抗に多く電流が流れてしまい、結果点灯電圧が高くなるのでしょう。
(常点灯コントローラーでは停止時から明るく一定に点灯、ただし抵抗値が小さいと少し暗くなる)

つまり、走り出す電圧と集電性能のバランスをみて、納得のいくちらつき防止効果が得られる抵抗値に決めれば良いわけです。


この点を踏まえ、以前加工した車両の抵抗を交換しました。
それらの抵抗値と理由をまとめたものを以下に記しておきます。
 DE10=470Ω −走り出す電圧:高め    集電性能:やや悪い
 EF80=2.2kΩ −走り出す電圧:やや低め  集電性能:普通
 D51 =1kΩ  −走り出す電圧:非常に低い 集電性能:非常に良い ←4.7kΩでも良さそう
 EF62=2.2kΩ −走り出す電圧:やや低め  集電性能:良い
(TOMIX ED75=2.2kΩ −走り出す電圧:低め 集電性能:普通 ←未公開)

なお、これらの選択は使用するコントローラーや線路状況、CRDの電流値、LED、さらに個人の明るさの感じ方によって変わってくると思いますので、参考程度にしてください。
私の場合は、470・1k・2.2k・4.7kΩの4種を実際に付けてみて決めました。



現物に戻って、こちらは右端の様子。
同じく矢印が2.2kΩの抵抗です。
相変わらずきわどい取り付け方法になっています(笑)


回路図です。
オレンジの抵抗値が変わったほかは、EF80と同じです。
CRDは10mAのE-103を使用、
保護ダイオードは全てショットキーバリア 30V 30mA、
常点灯用のコンデンサは1μF、25V
です。

(クリックすると拡大します)
最後に、正面から。

この製品、屋根肩の窓が抜けていないところなど、気になる点もいくつかあるのですが、その辺りはおいおい手を入れていくことにして、とりあえず当方では信越線の普通、荷物列車を再現して遊んでいます。
普通列車はマニ36とオユ10冷房車にオハフ33やナハ11、荷物列車は茶マニをずらずらと。
あ、作りかけの茶マニも早く完成させないと・・・(^^;;;)

■KATO車用の室内灯を自作する-改良版 2011.06.08.(Wed)21:15
久々の更新になります。
今回は室内灯の改良です。

対象は、12系などの天井が低い車両で、3mm厚のアクリル導光板が横から見えてしまうのを何とかしようという作業です。(前回

ではまず、完成状態をご覧下さい。

(クリックで拡大)
下が改良版です。
3mmのアクリル板で作った導光板を、2mm厚で作り直しました。

(クリックで拡大)
拡大。
3mm厚では窓から見えてしまっていたものが、2mm厚では見えなくなり、自然な感じになりました。

この改良でひとつ懸念されたのは、導光板が薄くなることで室内が暗くなるという点でしたが、幸い交換の前後で差はほとんど感じられませんでした。
途中、交換前後の車両を混結して運転してみたのですが、上から見ると見分けが付かないほどでした。
つまり、うまく配光さえ出来れば、導光板の厚さは関係無いみたいです。


製作方法は従来と同様です。


切り出して、光を拡散させるための溝を掘っているところ。
画像のように角ヤスリで掘るのですが、この際は柄にティッシュを巻いてクッションにし、指への負担を和らげました。
直に持つと人差し指に豆が出来ます(笑)。

(クリックで拡大)
仕上がった導光板。
上がオハ12、下はスハフ12用です。

(クリックで拡大)
新旧の導光板を比較。
左:3mm、右:2mm。
今回作った2mmの方は、入光部分を耐水ペーパーとコンパウンドで磨いています。


端の部分を拡大。
厚さが3mmから2mmになったことで、切り出し・溝掘りの手間が2/3になりました。
また、当然ながら重量も2/3になり、車両の軽量化にも貢献出来たようです。
というのも、アクリルは純正の導光板より重いのです。
(比重:アクリル1.17〜1.20、スチロール1.03〜1.06)
10両以上の長編成では差が出ると思われます。


それから、取り付けの前に支柱の嵩上げを行いました。


基板側、嵩上げ後。
元の支柱(仕切)の上に、1mm角プラ棒を足しただけです。


導光板を載せた状態。
ちなみに基板の上部に貼った紙シールは、絶縁用です。
(試験の際これを貼らなかったら、天井のアルミ箔とショートして、ダイオードが焼けました・・・orz)

(クリックで拡大)
全体像はご覧の通り。オハフ13です。

(クリックで拡大)
組み立ての際は、導光板をボディー側に置き、下回りを合わせます。


またこの他、オユ10も同様に交換しました。

(クリックで拡大)
交換前後を比較。
導光板を薄くすることで、こちらもスッキリした印象になりました。
ただ、これでもまだ貫通扉からチラッと覗いていますけど・・・。

以上のように、導光板は2mm厚でも光り方に遜色は無いようなので、特別な事情の無い限り、今後はメリットの多い2mm厚で作ることにします。

■車両ケースの中仕切を作る-3 2011.05.15.(Sun)23:50
前回に引き続き、もう一つ車両ケースの中仕切をご紹介します。
今度は1両用のプラケースの仕切です。

まずは完成状態をご覧下さい。

(クリックで拡大)
上:今回作ったウレタンの仕切、
下:完成品用の中敷き。

当方では一部の真鍮キット組立車両を、“サビ防止”のため、気密性の高いプラケースに収納しているのですが、当初は画像下のように、通常の完成品が入っていたケースをそのまま用いていました。
ところがしばらく使っていると、車両側面の手すりなどの塗装が剥がれてきてしまったのです。

完成品を買って帰ってくる時も、気を付けないと角の塗装が剥がれてしまうことがありますが、手塩に掛けた車両がだんだん傷んでしまうのは、出来れば避けたいと思っていました。


そんな時にちょうど良さそうだと思って、とりあえず1つだけ入手してきたのがこれです。

(クリックで拡大)
CASCOの1両用ウレタン。(簡易車両ケース)
これは痒いところに手が届く良品だと思いました。
KATO製以外の機関車などをKATOのプラケースに入れるには最適ですね。

しかし、このように一般的な客車を入れる場合には、屋根側が広過ぎて、結局カッターで一部カットする必要があるのです。それに、数を揃えるとそれなりのお値段に・・・(^^;)
というわけで、既製品は使わずに、自作する方法を考えました。

(クリックで拡大)
それにピッタリだと思ったのがこれです。
2mm厚のスポンジシート。デザイン用品店で見つけました。
(売場には「Fシート」と書いてあったような気がしますが、検索してもヒットしないので、きっと一般的な名称ではないのでしょう。)
触った感じはブック型ケースのスポンジと同じ材料のように思います。ただ若干泡が細かい感じです。
他に別の色も20色ほど揃っていて、サイズは450x300mmで100円でした。

これが中敷きを自作するのに必要な、下に敷く薄いウレタンとして使えそうだったので、とりあえずライトグレーと黒を1枚ずつ買ってきました。
今回はライトグレーのものを用います。


この他に、ブックケースで余った19mm厚のウレタンなどを用意し、まずいくつか試作してみました。
作り方はカッターでカットして重ねるだけ。
簡単なので詳細は省略しますが、ポイントは新品の刃を使うところでしょうか。


そして最初に作ったのが上で、
それを改良したのが下です。

最初はただ車両の前後と屋根側にカットしたウレタンを入れてみたのですが、それだけだとどうも車両を取り出しづらいため、下のように厚さを5mmほど薄くして、車両の端に指が掛かりやすくなるようにしました。


改良作業の途中を少しお見せします。
両端のウレタンは、このように5mmスライスして・・・


その切れ端を一部カットし上に重ねるようにしてみました。
画像下の切れ端は不要となります。


屋根側も同様に5mmカット。

(クリックで拡大)
そしてそれらをケースの外で仮に重ねてみると、こんな感じになります。


端の部分を拡大。
下に敷いたシートが2mm厚とやや薄く、そのままでは車両がガタつくので、一番下には2mm厚のスチレンボードを敷いて厚さを調整しています。
無ければ段ボールでも代用出来そうです。

また、ウレタン同士の接合はとりあえず両面テープを用いました。
使い勝手を確かめて、ダメなら変えられるように・・・。(苦笑)
本格的に付けるなら、ゴム系接着剤などが良いと思います。

(クリックで拡大)
こちらが設計図です。
なお、これは一般的な20m車用です。その他の車両を入れる場合は適宜寸法を調節することになります。

アレンジの一例として、一つ別パターンのものをご紹介しておきます。

(クリックで拡大)
Kitche-Nのキットを組んだ、スエ78の仕切です。
左端に小パーツを入れる凹みを付けたところと、屋根側のウレタンの間隔を空けた点が異なります。
その理由は・・・


ベンチレーターが1個しか無いため。
高崎で動態保存された15番はなぜか1個だけになっていたのです。
その中央のベンチレーターを避け、屋根を直接押さえるようにしたわけです。


以上のように仕切を作り替えた車両ケースですが、これらはKATOのプラケース7両用ブックケースに収納しています。

(クリックで拡大)
大切なキット組み車両がウレタンでガッチリ守られ、これで安心して持ち運べるようになりました。
見た目も少しグレードアップしたような気がします(笑)。

■車両ケースの中仕切を作る-2 2011.05.03.(Tue)20:39
はや5月になってしまいましたが、つづきです。
図を描くのが億劫で・・・。描き始めればたいしたことは無いのですけど(苦笑)

それではさっそく、完成写真から。

(クリックで拡大)
KATOのブックケースに収めた状態。
既述のとおり、この仕切は左側5両分がオロネ10やオハネフ12などの20.5m車に対応していて、右側はナハ11やオシ17など一般的な20m車が入るようになっています。


拡大。
車両の前後と屋根に当たるところには、ウレタン片を付けて車両を押さえると同時に緩衝作用を持たせています。
このため通常のウレタン仕切を使用したケースと同様、多少手荒に扱っても大丈夫だと思われます。

ちなみにこの仕切で左側の20.5m車対応部分に20m車を入れると・・・


上:20m車(スハネ16)、下:20.5m車(オハネフ12)
画像のように、右側に3mmほど隙間が開きます。
この程度なら純正のウレタンでも開きますし、実際使用した感じでもほとんど問題は無いようです。


続いて別の仕切をご紹介します。

(クリックで拡大)
これは20m車10両用の仕切です。
今のところこれを一番多く作っています。
いわば当方の標準型?


拡大。
このブック型ケースはCASCOのスペアケースで、地味な旧客が埋もれないよう、色は黒にしています。
それに合わせて仕切のスチレンボードも表面が黒いものを使用。底敷きはダークグレーを選択しました。
本当は仕切に付けたウレタン片もTOMIXあたりのダークグレーにしたいのですが・・・
当方にTOMIXケースはほとんど無いのでここは妥協しています。(苦笑)

(クリックで拡大)
こちらが20m車10両用仕切の設計図です。
使用したスチレンボードの厚さは公称値より若干厚い(表裏に貼った紙の分?)ので、0.25mm足した値で計算しています。

なお、最初に紹介した、片側が20.5m車に対応した仕切は、図で上端の板を2mm厚にして中を3mm拡げて作っています。
この場合、当然ながら棚板の長さも変わるので注意が必要です。


では最後にバリエーションを少しご紹介しておきます。

(クリックで拡大)
こちらは同じく20m車10両用。
ですが屋根側のウレタンを中央に寄せています。
その理由は・・・


パンタ付の車両に対応するためです。
実はこの点に気付いたのはついこの間のことでした。
それまで客車ばかり入れていたので(笑)。

(クリックで拡大)
こちらはパレット荷物車用。
車長の短いパレット車が入る右側を狭くした分、中央の板を含めて全て5mm厚のスチレンボードで構成しています。


車両前後のウレタン部分を拡大。
ここは両面テープでの取り付けとし、内容が変わった際にも対応出来るようになっています。
ちなみにスチレンボードが色付きなのは、最初に作った“試作品”のため。他で余った板を流用したのです。
これで各部の寸法や使い勝手を確認しました。


以上、ここで紹介したのは通常のブック型ケース+スチレンボードの組み合わせですが、他に100均の書類ケースや建築用のスタイロフォームを使うなど、人によって方法は様々なようです。
市販のウレタン仕切の利用を含め、機能、手間と費用、見栄えのうちどれを優先するかで選択する方法は変わってくると思います。
(私の場合、手間を二の次にしたので、作るのに結構時間が掛かるのが難点です。)
またあるいは、どれもたいした費用は掛かりませんので、とりあえずいくつか試作・試用してみるのも良いかもしれません。

■車両ケースの中仕切を作る-1 2011.04.17.(Sun)23:03
当方ではまだ余震が収まらない状況ではあるのですが、そろそろ更新を再開したいと思います。
最初はとりあえず、現在落ち着いた隙を見計らって進めている軽工作の様子でも記します。

内容はタイトルのとおり、車両ケースの中仕切の製作です。
ずいぶん前から他所様でよく見かけるお馴染みの工作で、私も初めて作ったのは3年ほど前になります。
通常6〜8両入るブック型車両ケースのウレタン仕切を自作品に置き換え、収納両数を増やすのが目的です。


材料はスチレンボードです。(画像のものはダイソーで入手、5mm厚。)
スタイロフォーム ポリスチレンペーパー(スチロールを発泡させた板、カップ麺容器でおなじみ)の両面に紙を貼った、安価で扱いやすい素材だと思います。

(クリックで拡大)
これをカッターと定規でカットし、各部材を作ります。
一部は2mm厚の板を用意しています。
なお、設計図は後ほど載せる予定です。


周囲に来る板の端は斜めにカットし、強度と見栄えをアップさせています。


続いて棚板の位置を罫書きます。


その罫書き線に合わせて、木工用ボンドで棚板を接着。
くし型のパーツを2つ作ります。


そしてその2つを接合します。
各部にボンドを付けて・・・


接合したら、セロハンテープで固定。
その後、同様に周囲の枠も接着して、一晩放置します。

(クリックで拡大)
固着後、仮止めのテープを剥がしたところ。
これで枠は出来上がりです。


続いてクッションを作ります。
材料はブックケースのウレタンの余りです。


これをカッターでカットし・・・

(クリックで拡大)
まず車両の前後にあたる部分を取り付けます。
接着は同じく木工用ボンドです。
ちなみにこの仕切は、片側が20.5m車(画像上)、もう片側は20m車(画像下)がピッタリ入るように作っています。
こうすると、10系の編成を入れるのにちょうど良い構成になるのです。


最後に、屋根の部分にもウレタンを付けてやります。
一応製作前に各部を計算していますが、ここは現物合わせの方が収まり良く仕上がるようです。


これが固着すれば完成となるわけですが、その完成姿は設計図とともに次回披露したいと思います。
(実はまだ写真撮ってないんです・汗)


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