東北天国 連絡帳
こちらは更新情報などを中心に、管理人からの連絡事項などを綴る所です。
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KATO 旧マニ60の加工-テール点灯化-4
管理人:北東荷2
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■TOMIX 新マニ50に室内灯を付ける-1
2012.03.08.(Thu)23:34
このところ、KATO他から怒濤の製品化発表があったこともあり、すっかり工作記事がご無沙汰になっていました。
今回は軽い工作について書きます。
題材は先日リニューアル発売された、TOMIXのマニ50です。
1月末の発売から時間が経っているため、製品の詳細については省きますが、一言で言うと、全体が新規製作の完全別製品となっています。
さて、工作というのはこれに室内灯を取り付ける加工です。室内灯はオプションパーツももちろんありますが、そこを例によってわざわざ電子パーツから自作してやろうというわけです。基本的には
スユニ50
と同じ構成にします。
まずは基板をt0.3両面生基板から作り、素子をハンダ付けしてユニット化し、車端の天井裏に付けるようにします。
CRDは10mAのチップタイプを使用。他の素子・回路はスユニ50とほぼ同じです。
画像は通電シューを端に付けて調整しているところ。
(クリックで拡大)
シューを適当な長さに調整したら、妻面ガラスに溝を掘って「逃げ」を作ると同時に固定出来るようにしました。
というのも、あんまり基板を切り詰めすぎて、ビスを通す場所が無くなってしまったのです(苦笑)。
さらに、車端に付くテールレンズが付いた仕切の上端を現物合わせで切り欠いて(左)・・・
(このパーツ、テールマークのプリズムが付いているのが面白いです。恐らくモトトレール用と兼用のためでしょう)
基板を押さえるようにしました。
この仕切は窓ガラスとツメで固定されるようになっているのです。
ちなみに仕切・テールレンズは同じパーツが両側に付きますが、こちら側はテールライトが非点灯の側です。
また、通電シューも元からある凹みにうまく合うようにしています。
いっぽう床板側は、端にノミで溝を掘り・・・
床板の基板にt0.1燐青銅板のシューをハンダ付けして、車端へ伸ばします。
ちなみにハンダ付け時は双方予備ハンダをしました。
(クリックで拡大)
そしてシューの端を上に曲げ、長さを調整したら、電気系の工作は完了です。
ここで一応通電テストをしておきました。
そうそう、何故か付いていなかった窓ガラスの保護棒は、GMの保護棒付きガラスを切ってはめ込むように接着して表現してあります。一応メーカーから
対応
があるようですが・・・。
あとはアクリルの導光板を付けるだけです。
2mm厚のアクリル板を11mm幅に切り出し、片端をペーパーとコンパウンドで磨いて他端を現物合わせで調整してから、画像のように光拡散用の溝の位置を罫書きます。
今回は窓と窓の間にしてみました。
そして角ヤスリで端から順に溝を掘っていきます。
溝の深さは光源から先へ行くほど深くするわけですが、その深さはグラフにすると一直線ではなく、放物線のようにするとうまく光が拡散出来るようです。
また、天井に2つある小さな丸い突起を削りましたが、このボディー、成型色が青なんですね。
ひょっとして、溶剤に弱い材質なのでしょうか。後々色を剥がして再塗装しようと思っているのですけれど・・・。
やや中途半端ですが、以下次回へつづきます。
■KATOから 郵便・荷物列車「東海道・山陽」セット発表。
2012.03.02.(Fri)22:04
なんとKATOから6月に 郵便・荷物列車「東海道・山陽」セットが発売されるらしいです。
http://www.katomodels.com/n/post_baggage/
内容は既発売の車両で構成され、
マニ36 335(スロネ30改)
マニ60 681(オハニ61改)
マニ60 629(オハニ61改)
オユ12 34(青)
スニ40 8
スニ41 5
の6両となるようです。さらに増結用単品として
マニ37 2017(スロ60改)
マニ60 2653(オハニ61改)
も発売されるとのこと。
すべて今まで発売されたセットや単品の番号違いということで、新規のタイプは含まれませんが、「荷物列車セット」として商品化される点はおおいに評価したいと思います。「東海道・山陽」と銘打っているからには、今後「東北」とか「上越」なども期待せざるを得ません。( ̄ω ̄)
また、単品でマニ60が発売される点も歓迎です。
このタイプは茶マニ中最大グループを構成するため編成に複数入ることが多く、中には5両にもなることがあるので、セットに2両入る点も納得です。
でもマニ36はなぜ「ニセコ」のスハ32改タイプが単品・セットとも入らなかったのか少々疑問ではあります。マニ37は単品で発売するのに・・・
これはまた次回以降に期待したいです。
それから忘れてはいけないポイントが。
各車両のカプラーはアーノルド型が標準装備となるそうです。
今回はカプラーの心配をしなくて良いんですね・・・
出来れば今後のセットも同様にしていただきたいところ。ジャンパ線にこだわる向きには「カプラーAタイプ・JP」を開発して対応すれば、皆幸せになれると思います。
ただひとつ気になるのは、スニ41です。
「能登」セットの番号違いとアナウンスされていますが、このスニ41 5は非電暖車で、妻面の小さい扉が無かったと思います。この点きっちり再現するのか、はたまた扉付きの2000番台車に変更するのか、詳細の発表を待ってみないとわかりません。
個人的には「能登」と同じ扉付きで作ってくれれば文句は無いのですけれど。(^^;)
また、TOMIXからオハ35系戦後型とマニ37(スロ50改造車)が7月に製品化されるそうです。オハ35はキノコ折妻とのこと。
http://www.tomytec.co.jp/tomix/products/kettei/pdf/20120305-2.pdf
屋根のタイプ(キャンバス/鋼板)は? マニ37の窓枠はガラス側?車体側??
こちらも詳細が気になります。
いずれの情報も、こんな時代が来ようとは・・・というのが正直な感想。
早いところ、仕掛かりの茶マニを完成させた方が良さそうです。(´〜`ヾ)
#3/8追記
ASSYパーツの詳細が発表されました。
http://www.katomodels.com/product/assy/pdf_dm/2012-03.pdf
受注締め切りは3月22日ということです。
これを見ると、
・スニ41の床下は「能登」と共通(テール基板付)→電暖トランスはそのまま
・マニ60の床下が新規設定、テールライト基板・消灯スイッチ付?
・マニ60の台車TR11のアーノルドカプラー付が新規設定
となるようです。
最も気になるスニ41の妻面扉については、今のところ不明です。
公式サイトに
●スニ41は、「能登」セットと同じ車番違いで、スニ41-5を選定。車体色は青/銀。
とあるので、恐らく「能登」と同じ扉付きだと思いますが・・・
細かいことは考えずに、ここは是非そのまま扉付きで出してください。(願望)
#扉無しのボディーを新規製作するそうです。(3/14追記)
また、オユ12のテールライト基板(5128-1G オハフ33ライトユニット)は生産されないようです。必要なら、5月予定の「津軽」セットのオハフ33用ASSYを入手しておくと良いでしょう。
それから、
・オユ12のボディーは茶色?
・マニ60 629のみ屋根色が灰色?(他のマニは濃灰色)
と書かれていますが、これは誤記かもしれません。
後日こっそり訂正される可能性がありますので、ご注文をお考えの方はなるべく新しい情報を入手されるようにお願い致します。
#オユ12はASSYも青色とのことです。(3/26追記)
■KATOから EF57+「津軽」製品化!
2012.02.04.(Sat)22:52
この度KATOから、EF57のリニューアルと急行「津軽」編成の製品化が発表されました。
EF57は旧製品もなかなかの出来映えだったのですが、さすがに今となっては動力に不満を感じていたのでこれは嬉しいです。
そして客車は10系寝台+43系の旧客編成で、新規製作車はスロネ30改造のマニ36 2337番、スロフ62、さらにオハ46の新製車(1〜60)が3両入るそうです。
その「津軽」下り1・上り2号を模したという編成は、以下の通り。
マニ37 2018(基本)
マニ36 2337
スロフ62 2024(基本)
オロネ10 2056(基本)
スハネ16 2235(基本)
スハネ16 2155
オハ46 2014
オハ47 2322
オハ46 2029
オハ46 2032(基本)
オハフ33 2564(基本)
(無印は増結セット)
最後尾がスハフ42ではなくオハフ33のところ、そしてナハ11が入らない所に妙なこだわりを感じました(笑)
私も「津軽」は以前作りましたが、今度製品化されるのは1971(昭和46)年と時代が少し古いため大分内容が違っていて、どう揃えようか悩みます。カプラーがアーノルド対応だったら・・・などと、もはや叶わぬであろう願いを抱きつつ(苦笑)、今はとりあえずASSYの詳細発表を待ちたいと思います。
#2/17追記
KATOからASSY詳細が発表されました。
http://www.katomodels.com/product/assy/pdf_dm/2012-02.pdf
なお、ASSYの注文期限は2月23日(木)までとのことです。
これによると、
・スロフ62のテールライトはダミー、床板はスロ62と共通
・オハ46・スハネ16の台車はスハフ42「能登」用(カプラーJPB)
となるようです。
その他、マニ36はボディー・床下とも専用品、マニ37も外観は「妙高」と同じですがマニ36と共にテールライトユニットが入るとのことで、床下も品番が異なっています。消灯スイッチもセットでは入るので、ASSYも恐らく床下に付属するのでは?
しかし、今回も消灯スイッチの分売は無いようです。どうして分売してくれないのでしょうか・・・( ̄〜 ̄;)
また、スロフ62の台車はスユ13用(カプラーJPB)が指定されています。
この台車は「能登」のスロ62用よりカプラー腕がわずかに短いタイプで、「ニセコ」セットのスユ13のために用意されたものです。
ところがASSYでは今回が初の発売で、さきの「ニセコ」のスユ13ASSYにはスロ62「能登」用が指定されていました。
すなわち、スユ13をASSYで揃えた場合は両車間で台車を振替えれば、それぞれカプラー腕の長さがちょうど良くなるわけです。
さて、個人的に毎度悩まされるカプラーの問題はさておき、スロフ62のテールライトを点灯化するには加工が必要になりそうです。当時の「津軽」では4〜12号車が共通だったもう1往復、下り2・上り1号のうち下りの秋田〜青森間でこのスロフが最後尾になるため、出来れば無加工で点灯化出来るようにしておいて欲しかったところです。
「妙高」のマニ37・「ニセコ」のマニ60では“準備工事”がしてあっただけに、この点は残念に思います。
(クリックで拡大)
こちらは手持ちのスロ62を改造したスロフ62。完成は2005年です。
中間に挟まっているとスロ62と区別が付かない地味な形式ですが(苦笑)、ついに製品化されるのですね・・・感慨深いです。
ボディーを外したところ。
室内はイスと床を塗装したほか、デッキ仕切を作り直し、車掌室付近の仕切を追加してあります。
テールライトの光源にはオハネフ12用ユニット(5062G)を組み込んであります。
遮光カバーはプラ板製。仕切とともに外せます。
ユニットは床板にツメと台を付けて固定。カバーをコンパクトにするため、基板とLEDをちょっと削っています。
おそらく今度のスロフ62も同じ技法で点灯化が可能と思われますが、このオハネフ12用ユニットはここ6年ほど生産されていないため、残念ながら現在は入手が難しいでしょう。
他のパーツを用いる手もありますが、管理人は手持ちのチップLEDやCRDなどで自作してしまおうと考えています。
この手の電子工作の中では簡単な部類に入ると思われますので、未経験の方もこの機会に取り組まれてみると良いかもしれません。
■KATO ニセコ客車の入線整備2-TR11カプラー腕交換と室内灯
2012.02.04.(Sat)21:46
ニセコ客車の整備のつづき。
テールスイッチの次は、今のところBタイプカプラーのみの、マニ60用TR11のカプラー腕を交換しました。
(クリックで拡大)
いきなりですが、元のカプラー腕をカットした後、他の台車から切り出した標準のカプラー腕(電車をTN化した際の捻出品・TR201より)と接合するところ。
詳しくは
スユニ61の記事
をご覧下さい。
(クリックで拡大)
交換前後を比較。
手前が交換後、奥が交換前(カプラーはジャンパ線無し)のものです。
注意していましたが今回も穴が微妙にずれ、わずかによじれて付いてしまいました(苦笑)
車体に組み込んだところ。
カプラーはいわゆる「かもめナックル」に解放ピンを植え込んだものです。
(クリックで拡大)
マニ36との連結状態。(室内灯については下で解説)
カプラーの突出具合はこちらと揃えました。
微妙によじれたカプラー腕ですが、幸い連結・解放機能に支障は無いようでホッとしました。ε=(´д`;)
ちなみに強度は十分で、取り扱いには全く気を使わないで済みます。
なんたって、押し込むのにペンチで相当な力を加えましたから・・・
いざ抜けと言われたら困るくらいです(笑)
それから室内灯も作って付けました。
12系に付けたもの
と基本的に同じものです。
(クリックで拡大)
オユ10とスユ13の点灯状態。
この2両は蛍光灯を模して白色LEDをそのまま用いています。
ちなみに日亜化学工業製で、さすが老舗だけあってイイ色してます。
これで1個10円・・・良い時代になったもんだ(笑)
(クリックで拡大)
こちらは電球色にしたマニ36と60。
これもLEDは白色で、オレンジのフィルターを付けてあります。
(クリックで拡大)
中の様子はご覧の通り。
パーツは全部自作です。アルミ箔は蒸着フィルムを使用し、ショート防止を図りました。
アクリルの導光板は2mm厚にしたため、仕切の上に1mmプラ角棒を付けているのも12系と同様です。
こちらは支柱部分に付けたプラ棒。
この前後2か所に付けています。
導光板を乗せた状態を、真横から。
(クリックで拡大)
基板と設置状態、斜めから。
オレンジのフィルターは、今回カップヌードルのフタ止めシールを使ってみました。
これが実に絶妙な色合いになるのです。どうしてもっと早く気付かなかったのか(苦笑)
(クリックで拡大)
明かりを消して、色合いの比較です。
ちょっと明る過ぎる気もしますが、以前のレジ袋フィルターよりリアルになったように思います。
電球色LEDを使う手もあるのですが、今回はフィルターで簡単に色が変えられる手軽さを採りました。
ただし、耐久性についてはまだ不明です。
レジ袋の方はLEDによってだんだん色褪せてくるようなので、こちらも同様に薄くなっていくのかも。
しばらく試用してみて、追って報告することにします。
最後に、郵便車を車端から。
導光板を2mm厚にしたため、貫通扉窓からも覗かなくなりました。
持った感じも3mm厚よりずいぶん軽くなった印象で、長編成での運転も楽にこなせそうです。
ただ、やっぱりこの室内灯の製作にはかなりの手間が掛かります。
最近「クリア」が発売されたので、そちらへ移行しようか思案のしどころです・・・(苦笑)
ともあれ、これでひとまず機能上の整備は完了しましたので、ようやく走らせて遊べるようになりました。
塗装やディテール加工もしたいところですが、それらは少し間を置いてからになるでしょうか。
■KATO ニセコ客車の入線整備1-マニのテールスイッチ
2012.01.27.(Fri)22:39
先日レビューしたKATOニセコの郵便・荷物車、もう原状を維持する必要は無くなったので、さっそくいじろうと考えました。
最初はどこにしようか少し迷ったあと、荷物車にはテールライトのスイッチが付いていませんので、まずこれを作ることにしました。
ただその前に、一応改めてスハフ42(リニューアル初回)のスイッチを入れ、動作確認をしてみると・・・
(;゜ Д゜)!?
なんということでしょう!
[OFF]にしても消えない
ではありませんか!
(レビューに「使える」って書いちゃった(汗)。 すみません、訂正しておきました)
少し動揺しつつ原因を考えてみたところ、このマニ36・60はテールスイッチ部分の集電シューが初期のスハフ42と異なり別パーツとなっているのを思い出し、そこを確認してみました。
画像はOFFにした状態ですが、矢印部分が接点と接触したままになっているようです。
ということは、このスイッチの絶縁板を延長した形で自作してやれば良さそうです。
方針が決まったところで、さっそく製作に取り掛かります。
(クリックで拡大)
基本構造は以前作ったマニ37用を踏襲し、絶縁板部分を1.5mm長く変更(→あとで0.5mm延長したので2mm)して、t0.2透明プラ板に罫書きます。
次にデザインナイフで切り抜いて・・・
上に長方形のt0.3板を貼り重ねます。
接着にはタミヤの緑キャップを使用。
それから再び同じ位置を切り抜いて・・・
途中でフタの突起に差し込み、スムーズに動作するか確認しつつ調整します。
ちなみにこれが「ベース」となります。
ここでツマミをt1.0板から作り・・・
取り付け足と「ベース」に開けた角孔がうまく合うように調整して接着。
固着後に、はみ出した足をツライチにカットしてから、上にあらかじめスリット穴を開けたやや小さいt0.2板を貼り重ねます。
その上に、今度は穴の無い同サイズのt0.3板を2枚貼り付け・・・
さらにひと回り小さいt0.3板、その上に同じt0.3の細帯を枠状に貼り付ければ、本体はほぼ完成です。
(それにしても、7枚重ねって我ながらどうなのよ?(´д`;))
ここでテストをしたところ、絶縁板はもう少し厚い方が良いようだったので・・・
上にt0.2透明板を貼り重ねました。
また長さも0.5mm延長して、動作を確実にしてあります。
(クリックで拡大)
完成状態を比較。右が今回の新スイッチです。
(クリックで拡大)
裏から。
絶縁板が前(画像右)へ2mm長くなりました。
(クリックで拡大)
一応簡単な設計図を載せておきます。印刷用に大きいので閲覧注意。
手書きですが、自分用メモなのでご容赦を(汗)
動作のようすです。これはOFFの状態。
今度は接点をしっかり絶縁出来ています。
ONの状態。
後ろ側のフリーの接点は絶縁板に乗ったままです(矢印)。
(クリックで拡大)
組み込み状態はこちら。
スムーズに動作するよう、絶縁板の先端にテーパーを付けたり、集電シューの端をわずかに曲げたりして調整しておきました。
作った後の感想は、2度目ながらやはり大変でした。
こんな苦労はもうしたくありませんので、ぜひ早いところASSYで分売していただきたいところです。(苦笑)
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