東北天国 連絡帳
こちらは更新情報などを中心に、管理人からの連絡事項などを綴る所です。
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■GM折妻車キットで○○○-その3
2009.10.04.(Sun)22:39
前回のつづき。
あの四角いケガキ線に沿って・・・
四隅に孔を開け、糸ノコでくり抜きます。
それからナイフとヤスリで仕上げます。
仕上げ後。
なお、裏側の窓埋め部分には、ヤスリ仕上げ前にプラ板(t0.2)を貼って上下と厚みを揃えておきました(矢印)。
ここまで来ればもうお解りかと思いますが、この穴は両開き扉になります。
続いて、そこへはめこむ扉を作ります。
材料はt0.25プラ板、先を研いだシャープペンシルでケガいて、刃先30度のデザインナイフで窓を切り抜きます。
そして合わせ目にPカッターでスジ彫りし、周囲を切り出したら・・・
窓枠を表現した2枚目(t0.25)に貼り付けます。
貼り付けには先のスニ41の自作側面と同様、瞬間接着剤を主に用い、周囲にはプラ用流し込みタイプを軽く流して剥がれを防止しておきました。
そして固着後に周囲を切り取ってから、側板の穴と現物合わせでヤスリで仕上げてピッタリはまるようにしました。
画像は仮にはめ込んだところです。
裏面では穴の周囲にt0.2板を貼り付け、扉の裏面をツライチに接着することで扉の凹み具合を整えることにしました。先のスユニ61 2116と同じ方法です。
なお、一応計算では0.7mm凹むようにしましたが、接着剤の厚みやヤスリ調整時の誤差があるのでピッタリでは無いと思います。(^^;)
接着後。
まずプラ用を流したのち、下半に補強としてt0.2透明板を貼り付け、さらに瞬間を流してガッチリ固着させました。
また扉の凹み具合は・・・若干浅かった気がしますが、もう直せないので気にしません。(^^;)
(クリックすると拡大します)
1800mmの両開き扉が2個所ずつ付きました。
もうマニアじゃなくてもお解りですね。
作っているのは荷物車です。
詳しくは、スハ32改造のマニ36のうち、600mm幅の窓が最大限生かされた1974(昭和49)年長野工場改造のマニ36 2145〜2148になります。
600mm窓というと松任工場改造車が有名ですが、これはトイレ・貴重品室窓まで種車の600mm窓が流用された、言わば“超・手抜き改造車”。今のところNゲージではエッチングキットでも出ていない、非常にマニアックなタイプです。まさに作者のような旧客マニア向けの題材ではないでしょうか。
次回はデッキ扉の加工からです。
■GM折妻車キットで○○○-その2
2009.09.27.(Sun)23:21
前回のつづき。
窓埋めした部分の継目をサーフェイサー(#1000)で埋めて、一晩放置します。
それがだいたい固まったところで、車端の元トイレ・洗面所部分の窓を加工します。
元トイレ窓は、中央寄りの辺を若干削りつつ、2.7mm幅(実物は400mm)に詰めます。
いっぽう元洗面所窓は逆に中央寄りの辺に0.3mm足してから、同様に2.7mm幅にします。
窓穴を仕上げたのち、窓枠となるt0.5板を接着したところ。
窓埋めに用いた板と同じt0.5ですが、こちらは裏面をツライチにして、表を凹ませています。
既に継目にはサーフェイサーも盛り付け済み。
そして窓を開けます。
窓枠を簡単にケガいてからドリルで孔を開け・・・
ナイフとヤスリで仕上げました。
窓枠の太さは、隣りの窓に合わせてあります。
それから盛ったサーフェイサーを削って、継目を仕上げます。
画像のようにほとんどを平刀で削ってから、#1000の耐水ペーパーを貼った角材でなでるように水研ぎして仕上げました。
なお、平刀は事前に耐水ペーパーで良く研いで、余計なキズが付かないようにしています。
(クリックすると拡大します)
だいたい仕上げたところ。
なにやら四角く描かれていますが、これについてはまた次回。
■GM折妻車キットで○○○-その1
2009.09.23.(Wed)21:09
思いのほか長くなったマニ50の加工が終了して、工作はやっと一息。晴れて“手持ちぶさた”になりました。(笑)
そこで、現状を確認しようとおもむろに手元の在庫キットを引っぱり出してみると・・・
「こんな、いつの間に!?( ̄Д ̄ノ)ノ」
と驚くほど数が増えているのに気が付きました。
・・・いやね、お店で見掛ける度につい手に取ってしまうんです。
この連絡帳でお解りの通り、ほぼ常時仕掛品を抱えている上、既に他のキットが沢山あるじゃないかと自分に言い聞かせ、その半分は元の位置へ戻すのですが・・・。もう半分はそのままレジへ(笑)
少しは自覚があったのですが、ちょっと認識の範囲を超えていました。
何両分あるのかは、敢えて記しませんけれど。(^^ゞ;)
かくして増えたキットを少しでも減らすため、今回から組み立てを開始します。
今回はやはり旧客、その中でも最近ご無沙汰だったGMの折妻車のプラキットを作ることにしました。
なお、ここで言うGMの折妻車とは、下にご紹介する4種類のことです。
(クリックすると拡大します)
上:オハ35 丸屋根
下:オハ35 戦後形
(クリックすると拡大します)
上:スハ32
下:マニ36
いずれも実車は戦前から戦後初期にかけての製造(マニ36はスハ32の改造車)で、車端部の形状から「丸屋根」「絞り折妻」と呼ばれているタイプです。妻板を見ると三面折れで後退角が付いています。
ちなみにこのGMキットでは、上の各形式で基本部分が共通設計になっていて、側板と妻板・屋根を振り替えて組み立てることも出来ます。もちろん、ほとんどの場合多少なりの改造を要求されるわけですが・・・。(^^;)
上のように各形式ともひと通り製作済みですので、今回は違うタイプとして仕上げようと考えています。
その詳しいプロトタイプについてはおいおい明らかにすることとして、この段階では伏せておこうと思います。
それではさっそく工作開始です。
最初に取り出したのはこれ↓。
(クリックすると拡大します)
スハ32の側板です。
(よく見ると妻板が違っていますが、これには紆余曲折ありまして・・・。ここでは割愛させてください。(^^;))
この側板を切り出して、ゲート跡とバリを処理したら・・・
一部の窓枠と窓柱をカットしてしまいます。
そしてヤスリとナイフで仕上げてから、t0.5プラ板でピッタリ埋めます。
プラ板表面を左右の窓柱と慎重に合わせたのち、裏からプラ用>瞬間を流して接着しました。
(クリックすると拡大します)
窓埋めがほぼ済んだところ。
継目修整はこれからです。
はてさて、一体何を作ろうとしているのでしょうか。
この段階でピンと来た方、旧客マニア認定です(笑)。
続きは次回、お楽しみに・・・。
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